少し違うかもしれませんが 現実にあった話であり 実存した人物なのです
若いころのジュナは(一応彼の名前をジュナとしておきます)大変な勉強家で しかも
優秀だった そため 早い内にすべてを学び尽くしてしまった
ジュナは 次に遊びを覚えようと 友人と城に忍び込みいたずらしようとした
しかし 看守に見つかり 友人が捕まり殺されてしまった
ジュナは 新しい知識を求めて旅に出る事にした
その旅の途中の山中で 一人の老人に出会った 老人は仏教の大乗経典の一説を
語った ジュナは驚いた 小乗教しか知らないジュナにとって今まで聴いた事のない
新しい 感動的な法門だった
ジュナは老人に更に聞かせてくれるよう頼んだ
しかし老人は 「これ以上の法門は知らない 自らの足で探しなさい」 と悟した
ジュナの旅の目的がはっきりした 大乗経典を探し求める旅になった
あるとき 一人の女性に呼び止められた
良く見ると 数年前 盗賊に襲われている所をジュナが助けた女性であった
彼女はジュナを自分の家に誘った
彼女の家は 海辺にある 漁業を営む竜種族と言う一族の長の家であった
一族はジュナの恩に報いんと歓迎した
ジュナは感激したが それ以上に感激した事があった それは この長の家に
ジュナが捜し求めていた大乗仏教のすべてが保管してあった事だ
ジュナはここで50年過ごしている
おそらく 後世に残すため 膨大な経典の整理等も行っていたのではないか
そしてジュナが80歳か90歳になった時 故郷に帰った
そのため すべてが変わっていたと言うわけなのです もちろん ジュナを知る人も
いなかったでしょう
ジュナの話は故郷に帰ってからも続くのですが 詳細はよく調べてから 後日又
ジュナ(竜樹)の著書に「大知度論」と言うのがあります